Project Management Guide
FAQ
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プロジェクトマネージメントにおけるS字カーブとは何でしょうか?

プロジェクトマネージメント用語の中で、Sカーブとは、プロジェクトに関する累積データ(コストやマン・アワー)を時間に対して表現した数学的グラフです。Sカーブと呼ばれる理由は、グラフが通常浅めのSの形状をしているからです(プロジェクトの種類によって形が変わり、他の形状になることもあります)。プロジェクトマネージメントにおけるSカーブは主に、プロジェクトの進捗状況追跡に使用されます。ペースの速い今日のビジネス環境において、プロジェクトを予算内でスケジュール通りに進めることがプロジェクトの成功にとって大変重要です。

なぜ「S」なのでしょうか?

プロジェクト開始当時はその進捗がゆっくりなため、Sカーブは「S」の形状で進みます。チームメンバーは業界についてリサーチをはじめたり、プロジェクト実行の第一段階に着手しますが、作業のこつをつかんだり、計画の欠陥を解決するのに時間がかかります。

その後順調に進むにつれてプロジェクトは急速に成長し、「S」の真ん中の部分にあたる上り坂が生まれます。最大の成長点となるこの部分は変曲点と呼ばれ、プロジェクトチームはこの期間に集中してプロジェクトに取り組み、プロジェクトコストの大部分が発生します。変曲点を過ぎると成長率は横ばい状態になり、上漸近線と呼ばれる「S」の上部に当たります。ここがプロジェクトの成熟期です。ほとんどのプロジェクトはこの時点で終了し、活動が段階的に縮小していきます。この時点で残っているタスクは最終調整や最終承認のみになります。

プロジェクトマネージメントにおけるSカーブの一般的な利用法

Sカーブは一般的に、進捗状況の計測、パフォーマンスの評価、キャッシュフローの予測などに使用されます。

Sカーブは、プロジェクトの各要素におけるリアルタイムの正確な蓄積データ(コストなど)を予測データと比較できるため、プロジェクトの成功度の監視などに役立ちます。2つのグラフ間の連帯度を見ると、観察しているグラフの進捗(または進捗の欠如)が明らかになります。正しい方向に戻るために修正が必要な場合は、Sカーブで識別することができます。