プロジェクトマネジメントガイド

用語集

用語集

終了した作業時間の実績コスト(ACWP)

実際作業時間(BCWP)で予算立てしたコストとは対照的に、終了した作業時間の実績コストを測定する

適応型プロジェクトフレームワーク(APF)

ほとんどのITプロジェクトは従来のPM手法では管理できないという考えから生まれたプロジェクトマネージメント手法。作業はステージごとに実行し、各ステージの終了後に評価する。

アジャイル

迅速な生産と定期的な見直し(必要な場合)を実行する短サイクルの作業によって、顧客が真に求めるプロダクトを作成するプロジェクトマネージメント手法

配分

利用可能なリソースを指名する行為

ベースライン

プロジェクトに設定した当初のコストとスケジュール。チームがオリジナルプランからどの程度逸脱したかの把握に利用し、これをもとに次回のプロジェクト完了に必要な時間とリソースの予想を改善する。

目標の実現

成果物に対する顧客の満足度に重点を置くプロジェクトマネージメント手法。顧客や関係者に真の価値の提供を保証する手法。

予算

予定経費の総リスト。

実際作業時間(BCWP)

実際作業時間を測定する。設定したチェックポイントにおける達成予定価値(BCWS)とは異なる。

設定したチェックポイントにおける達成予定価値(BCWS)

特定の期限内のプロジェクト成果物(またはWBS)の完了に配分された承認予算。

バーンダウンチャート

完了すべきタスクの数(縦軸)と残りの時間(横軸)を表示するX-Y軸のグラフ。スクラムでしばしば使用される。

ビジネスプロセスモデリング(BPM)

手順を改善し最適化するための組織のビジネスプロセスの分析。

変更管理

組織変更を確認する管理領域。インフラや予算に与えるマイナス影響をより少なくするために、変更内容を効率的に管理することを目標とする。

制約

以下を含むプロジェクトの制限:コスト、人的リソース、制限時間、クオリティ、潜在的なROI。

コスト超過

予算を上回る超過コスト。

クリティカルチェーン・プロジェクトマネージメント(CCPM)

リソースに主に焦点を当てるプロジェクトマネージメント手法。プロジェクトのスケジュールを立て、最も重要なタスクを識別する。

クリティカルパス手法(CPM)

すべてのタスク、時間の推定、タスクの依存関係、最終的な成果物などを含む、プロジェクトの具現化に使用する手法。これらの要素を考慮し、CPMで最適なプロジェクトタイムラインを計算する。CPMは1950年代に民間部門によって開発されたが、アメリカ海軍は独自のPERTを開発した。

成果物

プロジェクトチャーターに記載された通りに、関係者が同意した日に、同意した状態で納品される作業成果物。成果物には物理的生産物、ファイル、ソフトウェアなどがある。

依存関係

タスクやマイルストーンを開始する前に、他のタスクを完了(または開始)する必要がある状況。

アーンドバリューマネジメント(EVM)

スコープ、スケジュール、コストからプロジェクトの進捗状況を測定する手法。

イベントチェーンダイアグラム

プロジェクトのイベントが互いに与える影響を視覚的に表現したもの。一般的にECMで使用される。

イベントチェーン手法(ECM)

プロジェクトのスコープ外に潜在的なリスクが潜んでいるというコンセプトで築かれたPM手法。これらのリスクに備え、対応策を準備することが重要である。

エクストリームプログラミング(XP)

ソフトウェアの質と簡潔さを改善し、顧客のニーズを満たすためのチームの能力を向上させるように設計されたPM手法。作業は短期サイクル(AKAスプリント)の頻繁なイテレーションで実行され、関係者と密にコラボレーションを図る。

エクストリームプロジェクトマネージメント(XPM)

プロジェクトのプランや予算を変更できるPM手法。プロジェクトがかなり進捗していても、顧客のニーズに合わせて最終成果物を変更できる。

フロート

「スラック」としても知られ、プロジェクトのタイムラインに影響を与える前にタスクに費やすことのできる時間。フロートは重要な期限を守るための追加の緩衝材である。クリティカルパスにある項目は「フロートが全くなく」、スケジュールを守りたい場合には遅れは許されない。

ガントチャート

20世紀の変わり目にヘンリー・ガントによって考案されたこの水平棒グラフは、世界中のプロジェクトマネージャーによってプロジェクトスケジュールの視覚化に使用されてきた。プロジェクトのタスク、マイルストーン、期限、開始日と終了日などをすべて含み、タスクの依存関係を表示する。

目標

個人または組織によって設定された目的またはマイルストーン。

目標の設定

具体的で測定可能であり、期限を定めた目標の設定。

エルメス

スイス政府がソフトウェアプロジェクト管理のために構築したPM手法。あまり一般的ではない。

イテレーション

オリジナルのバリエーション、または改善版。

イテレーション開発

(ウォーターフォール手法のように)すべての作業を1つの最終成果物の完成に費やす代わりに、作業を小規模なステージごとに実行してプロジェクトを進めていくプロセス。

カンバン

チームがホワイトボード上に付箋紙などを張り(またはオンラインアプリを使用して)、タスクを物理的に表現するプロジェクトマネジメントの 視覚的なアプローチ。タスクは所定のステージを通って実行し、進捗状況を追跡し、共通の障害を識別する。

主要業績評価指標(KPI)

プロジェクトの作業を開始する前に、プロジェクトの状況を測定する指標。ページやセールスコールの達成数や収益倍増の有無などを測定する。KPIは、プロジェクトの経路をナビゲートし、必要な場合は軌道に戻るために役立つ。

キックオフミーティング

新規プロジェクト開始時のミーティング。プロジェクトマネージャ―がすべての目標、プラン、チームと関係者からの期待事項を提示する。

リーン

「リーン生産方式」または「リーン生産」としても知られ、合理化して無駄を省くPM手法。なるべく少ないリソースと時間でより多くを顧客に提供することを目標とし、より少ない労力でより多くを提供する。

リーンシックスシグマ

リーンのミニマリストアプローチ(「無駄無し」)とシックスシグマのクオリティ改善目標(「欠陥ゼロ!」)を組み合わせたリーンシックスシグマは、無駄や不具合の排除に重点を置き、より効率的で費用対効果が高く、顧客のニーズに見合うようにプロジェクトを実行する。

マネージメント

複数の目的を達成するために人とリソースをまとめる行動。

PDU(プロフェッショナル開発単位)

継続教育単位。プロジェクトマネージメントプロフェッショナル(PMP)の認定を維持するためには、PDUで測定されるプロフェッショナルの継続開発が必要である。

PERT(プログラム評価とレビューテクニック)

プロジェクトの期限を守るために、スケジュール、タスクのシーケンス、および期限通りに終了すべきタスクのクリティカルパスを視覚化する統計ツール。1950年代に米国海軍によって開発されたが、民間部門はクリティカルパスメソッド(CPM)と呼ばれる独自の手法を持っていた。

PRINCE2(制御環境でのプロジェクト)

プロダクトベースのプラニングアプローチを使ってプロジェクトを管理するPM手法。特に英国政府で多く利用され、すぐれたリソース管理と効果的なリスク管理の機能を持つ。

PRiSM(持続可能な手法を統合するプロジェクト)

企業が環境と社会に与えるマイナス影響を軽減しながら、プロジェクト完了を目指すプロジェクトマネージメント手法。文字通りに言えば「グリーンプロジェクトマネージメント」である。

プロセスベースのプロジェクトマネージメント

すべてのプロジェクトの目的を、企業が表明する使命と企業価値観に連携させるPM手法。

プロジェクトマネジメント

チームからタスク、ツールまで、プロジェクトのすべての要素を管理する行為。

プロジェクトマネジメント知識体系(PMBOK)

プロジェクトマネージメント協会が提供するガイドで、プロジェクトマネージメントのための標準用語やガイドラインを集めている。

プロジェクトマネージメントプロフェッショナル(PMP)

プロジェクトマネージメントにおいて認定されたプラクティショナー。認定証はプロジェクトマネージメント協会から提供される。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトのプランを立てて実行し、プロジェクトチームを先導するプロフェッショナル。

プロジェクト計画

プロジェクトのスコープや目的、予算、成功の基準などを含むプロジェクト詳細を記した正式ドキュメント。プロジェクト計画は、プロジェクトに関する作業を開始する前に同意を得る。

プロジェクトポートフォリオ

複数の組織最高プロジェクトと繰り返し可能なプロセス。

プロジェクトポートフォリオ管理(PPM)

すべてのプロジェクトがビジネス全体の目標と連携していることを確認するために組織が使用する手法。

プロジェクトチーム

プロジェクトマネージャ―と協力してプロジェクト計画を実行するメンバーで構成されたチーム。

RASCIチャート

プロジェクト開始時に使用するツールで、以下の人々が含まれる:担当者(実際に作業を行う人)、責任者(作業が実行されていることを確認する人)、サインオフ(作業を承認する人)、助言者(作業の完了に際して意見が求められる人)、情報受け取り(作業の進捗状況のアップデートを受ける人)。本ツールはまた、責任割当マトリックス(RAM)、リニア職務責任チャート(LRC)、ARCIマトリックス、RACIマトリックスなどの名称でも知られている。

リソース

タスクを完了するために必要なすべての要素。人材、ツール、資金、時間、設備などが含まれる。

リスク管理

プロジェクトの進行を妨げるリスクに対処し、リスクを最小限するためのプロセス。

リスクレジスター

プロジェクトが直面する様々なリスクの分析と、リスク発生時の対応の計画に使用するドキュメント。

スコープ

スコープは、プロジェクトマネージャ―にとってプロジェクトのパラメータを定義する情報である(どのように資金を供給するか?マイルストーンは何か?成功の定義は?など)。プロジェクトのスコープを文書化することはプラニングプロセスの一環であり、プロジェクト開始後はスコープの管理が課題となる。

スコープクリープ(要件の変更)

プロジェクトのスコープが変更し、本来のパラメータから増大することを意味する。これが起こると予算を超過し、期限を守れない可能性が生まれる。プロジェクトの追加要素が出るたびに予算やスケジュール、リソースを更新し、問題が発生する前にスコープクリープの可能性を排除する。

スクラム

作業完了に向けてすべての障害を排除するスクラムマスターが、小規模のチームを先導するPM手法。作業はスプリントと呼ばれる短期サイクルで実行されるが、チームは日々ミーティングを持って進行中のタスクや排除が必要な障害について話し合う。

シックスシグマ

存在する不具合やバグを測定し、可能な限り排除することによって、クオリティを改善する統計ベースの手法。

関係者

プロジェクトの完了に関心を持つ人々:上司、顧客、チーム、投資者など。プロジェクトの影響を受けるあらゆる人々。

タスク

作業のそれぞれの構成単位。

タイムライン

イベントのシーケンスをグラフで表示したもの。

ウォーターフォール

最も古いと思われるプロジェクトマネージメント手法。ウォーターフォールでは、プロジェクトの最終成果物を構築するためにタスクがつながった長いシーケンスがあり、各タスクは次のタスクが開始する前に完了しなければならない。

「What-If」シナリオ解析(WISA)

WISAはプロジェクトにまつわる様々な可能性(成果物納品の遅れ、予算の超過、利用可能なリソースの変更など)を予想し、それが現実となる前にソリューションを構築する。「what-if」に備えることで迅速に行動できる。

作業分割構成(WBS)

プロジェクトを細かな成果物に分割する階層ツリー構造