Project Management Guide
FAQ
← FAQに戻る

プロジェクト統合マネジメントとは何でしょうか?

プロジェクト統合マネジメントとは、プロジェクトに含まれるすべての要素の調整を意味します。プロジェクトの様々な側面間の対立の管理から競合するリクエスト間の妥協、リソースの評価に加えて、タスクやリソース、ステークホルダー、およびプロジェクトのその他の要素の調整などが含まれます。例えばプロジェクトが順調に進んでいないとしましょう。この場合は予算を超過するか、プロジェクトの完了を遅らせるかを決定しなければなりません。このような場合に状況を評価して意思決定をすることはプロジェクト統合マネジメントの重要な一部です。統合プロジェクトマネジメントでは、プロジェクトが単独で管理されていないことを確認します。プロジェクトの各側面がどのように関連しているかだけではなく、組織の他の要素があなたのプロジェクトにどのように関わっているかを確認します。プロジェクト統合マネジメントはPMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)で紹介される10の主要知識の1つであり、プロジェクトマネージャーにとって、およびそのプロジェクトにとって、成功に導くための重要な要因と見なされています。

プロジェクト統合マネジメントはなぜそれほど重要なのでしょうか?

プロジェクトは複雑で、多数の管理項目を持っています。例えば、プロジェクトマネージャーは以下のすべての要因を監視しなければなりません。

  • スケジュール
  • コスト
  • スコープ
  • 品質
  • リソース
  • リスク
  • 変更
  • ステークホルダー

すべての要因の状況を把握し、お互いにどのように影響を及ぼしているかを確認するのはかなり困難な作業です。しかしそれを適切にこなさなければプロジェクトの失敗につながります。例えば、スコープの変更がスケジュールやコスト、リソースの要件にどのように影響するかを理解していなければ変更管理はできません。必要な人材が確保できず、予算を超過し、プロジェクト完了が遅れる可能性が高まるか、そのすべてが起こってしまう場合もあります。さらに複雑なのは、貴プロジェクトに関する決定事項が他のプロジェクトやビジネスの他の領域に影響する可能性もあるのです。例えば、貴プロジェクトでソフトウェア開発者の作業が1ヶ月延長になったとします。組織全体の統合マネジメントなしでは、これがビジネスに与える影響を理解することは困難です。そのリソースは同時期に別のプロジェクトに従事する予定になっていますか?この開発者はこの期間に休暇中の別の開発者の代行をすることになっていましたか?統合マネジメントなしでは、事前に問題を特定して解決策を考案することはできません。

プロジェクト統合マネジメントの7つのプロセス

プロジェクト統合マネジメントを成功させるには、以下の7つのプロセスが必要です。

  1. プロジェクトチャーターの構築
  2. プロジェクトマネジメントプランの作成
  3. プロジェクト作業の指示と管理
  4. プロジェクト知識の管理
  5. プロジェクト作業の監視と管理
  6. 統合変更管理の実行
  7. プロジェクト(またはプロジェクトのフェーズ)の完了

これらの統合マネジメントプロセスは、プロジェクトのライフサイクル全体を通して発生します。言い換えれば、この7つのプロセスの少なくとも1つがプロジェクトの5つの標準フェーズに含まれることになります。 これはプロジェクト統合マネジメントがプロジェクト全体を通して継続的に行われる必要があるタスクだからです。 

「プロジェクト知識の管理」ステップは、情報および知識を利用して決定することの重要性を示すために、2017年9月に発行されたPMBOK第6版から加えられました。決定事項がプロジェクト全体に与える影響を徹底的に分析することは、プロジェクトの成功に向けた大きなステップです。プロジェクト統合マネジメントを成功させる方法

統合マネジメントにはリソースの評価やトレードオフ、また競合するアクティビティに対応するスキルなどが求められ、プロジェクトマネージャーはソフトスキルとハードスキルに長けていなければなりません。以下のようなスキルが求められます。

  • プラニング
  • 企画・調整
  • コミュニケーション
  • リーダーシップ
  • リレーションシップマネジメント
  • 批判的思考能力
  • データ分析
  • 影響評価
  • スケジューリング
  • 予算編成
  • 変更管理
  • リスク管理

プロジェクトチームとステークホルダー間でオープンなコミュニケーションが取れるチャネルを構築することが重要です。これは情報を共有して統合や依存関係のポイントを特定し、適切な影響評価を行うために必要となります。統合マネジメントのソフトやツールを使用できるスキルを得たり、統合ポイントや確執を特定できるシステムを利用することも、プロジェクトが成功する可能性が高くなります。